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七転び八起き

札幌でトリックスラローム・フリースタイルスラロームをやっている、オッチャンの日記。

05月29日滑走日誌(雨上がりの初心者レッスン~♪)

この日は、インラインのブログに書き込んでくださった親子さんへのインラインレッスン
朝起きると雨でチョット焦ったものの、滑走エリア辺りは昼前には雨がやんで回復しそうだったので、予定通りスポットへ
お住まいが江別方面という事だったので、久しぶりに野幌運動公園で待ち合わせ。
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待合せ時間の頃には晴れ間も出てきました

レッスンのお相手は小五の息子さん
3月にインラインを始めたものの周りに教えてくれる人がおらず、とりあえずネット動画を観ながら滑っているものの、上達するための練習法も分からないし、そもそも正しく滑れているのかもわからないとの事。
たしかにここ10年位でインラインは見かけなくなったかも...😓

普段は栗沢のスケートパークにも行っていて、ゆくゆくはアグをやりたいそうですが、基礎的な技術が先だろうという事で、私の所に連絡してくださいました。🙏

まずはフリーで滑ってもらいました。
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独学なりにもかなり滑っているそうなので、インラインに乗る事には慣れている感じです。👍
ただ、お子さんの初心者にありがちな、足を開いてパタパタしたスケーティングだったので、とりあえずいつも初心者用の練習法からスタート

まあある程度滑れているので、本人に練習してもらいながら、お母さんに練習方法とその目的を伝える感じでしたね。
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パラレルターン練習中


あまりスラには興味はないだろうなと思いつつも、少しパイロンを置いてパラレルの練習をしてもらうと、結構お気に入りの様子。
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すぐにパラレルでパイロンを通せるようにまでなったから、今日の成果としては十分でしょう👍

約2時間ほど滑って終了。
小五のお兄ちゃんなので、ある程度の理屈も理解してくれる分やっぱり上達は早いですね。
今日の練習方法を続ければ、もっとスイスイ滑れるようになるでしょう。
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お疲れ様でした~😊

今回久しぶりに野幌運動公園で滑りましたが、路面コンディションも悪化することなかったので助かりました。
東京五輪以降スケボーも流行り各地ににパークも作られるようですが、無理にお金を掛けてアイテムを作らなくても、ただのフラットなアスファルト広場があれば、インラインだけでなく一輪車やブレイブボード、ストライダ等子供たちが安心して遊べるスポットになるですけどね~😅

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5月22日滑走日誌(3年振りのスポットで7年ぶりの再会)

今日はソロ活動でインライン
3年振りにつどーむで滑走
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当然マーキングはすべて消えていたので、一から引き直し😅


しかも以前一緒に滑っていたことのさんからも連絡があり、かれこれ7年ぶりに再会です😆
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滑り方忘れたと思います..💦と言いつつも、しばらく滑っていたら感覚を戻してきた様子
150cmレーンにも入っていきました
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フロント系は、かなり戻せたんじゃないですか?

ルーチンにもチャレンジしましたが、やっぱりバックワードで躓いてました
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でも気にするほど感覚は鈍ってなかったでしょ?😁

私は今季初の80cmレーン
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基礎技はともかく、ルーチンはボロボロでした😂
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14時からしゃべって滑って16時終了。ことのさん、お疲れ様でした。

やっぱりつどーむは、広くて滑りやすいですね。👍
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インラインスケートの選び方<購入編>

さて欲しいインラインスケートのイメージが沸いたとはいえ、
いったいどこで買ったらイイの?
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という事で、ブーツ購入について思う所を書いていこうと思います。

<子供用でも、おもちゃ屋さんやホームセンターでは買わない>
大人であれば「インラインスケート」=スポーツという認識もお持ちなので、スポーツショップにいく事と思いますが、子供用となると意外とトイ〇らスの様なおもちゃ屋さんに行く人も多いです。
そこで売られている3,000~5,000円程度で売られているインラインスケートは、買わない方が良いでしょう。
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こんな商品です。

このタイプのスケートは、形こそインラインスケートに見えますが、モノはスケートとは呼べない粗悪な製品です。
なので、こういったスケートを「トイスケート(おもちゃスケート)」と呼ばれたりします。
以前家族連れで私たちの所に遊びに来られた方々の中でも、何人かはこの手のブーツを履いているお子さんが居られました。

足をホールドできないシェル、スグにゆがむフレーム、全く回らないウィールと、滑る道具なのに滑る要素が全くない粗悪なものでした。

「スケートやりたい!」と駄々を捏ねるお子さんに、スケートは楽しくないと思わせるには良いモノかもしれませんが、ホント困りものでした。
しかもこの手のブーツが、大手スポーツ量販店でも普通に売ってたりするので、親御さんも勘違いしてしまいますよね

インラインの知識が無い方のために、よく見るトイスケートの特徴を列記します。

ブレーキが外せない、または両足にブレーキが付いている
よく見る特徴ですが、フレームにブレーキが一体化しているタイプです。
あって困るわけではないですが、ブレーキは消耗品であるため、キチンとしたメーカー製はブレーキを取り外すことができます。
ただ最近はブレーキが外せるトイスケートも増えてきたので、これだけで判断は難しくなってます。

補助輪が付いている
カカトのウィールが横に2輪並んでいるもの。
一見転びにくいように見えますが、むしろスケーティングの邪魔ですし、転ぶのを抑える程の支えにはなりません

シェルの固定がバックルのみ
写真のブーツを見てもらうと、足を入れるシェルの固定がバックルのみとなってます。
ただでさえ子供用の柔らかいシェルでは、2ヶ所のバックルだけで固定できません。
紐締め&バックルとなっているモデルをオススメします。

ウィールが硬い、回らない
一般的にウィールの素材はポリウレタン製が多いです。
イメージとしては、固めのスーパーボールという感じで、弾力性があります。
逆にトイスケートに付いているウィールは、プラスチック製が多く全く指で押しても弾力を感じません。
あと手でウィールを回しても、ほぼ空転しない物はNGです。

ウィールが光る
正規メーカーでも光るウィールは売ってますが、そんなウィールは1輪で1,000円程します。
それが両足8個も付いているのに本体が5,000円程度という事は、どういったものかは想像つくと思います。

簡単に書くと以上です。
一昔前では、大人用ですら同じようなブーツがホームセンターなどで売ってたこともありましたが、幸い最近は見かけなくなりました。
※2022/06/14追記
インラインスケートショップのDeeportさんが、トイスケートについて解説している動画をアップしていたので、紹介させてもらいます。



<どこで買えばいいのか?>
以前はアル〇ンやゼ〇オ等でも、有名メーカーのインラインスケートを扱っていたのですが、最近ではスケボーやジェイボード、一輪車、キックボードに押され、取り扱っているショップはほとんどなくなってしまいました。

札幌に限った話になってしまいますが、今私が認識しているインラインスケートを扱っているショップは
パドルクラブ(大谷地店、手稲前田店)
石井スポーツ(宮の沢店)

この2つのお店だけですね。

この2店はスキーがメインなので、オフトレ用としてちゃんとしたメーカー製を取り扱ってくれています。
ショップの知名度的には石井スポーツの方が有名ですが、インラインスケートの扱い数はパドルクラブの方が多い印象です。
ただ残念なことに、両店ともにアグレッシブ用のブーツは扱っていません

あと例外的に、インラインホッケー専用ブーツがホッケー専門店でも扱っているようです。

<どこのメーカーがオススメ?>
前述の2店舗で売っているメーカーは
・K2
・RollerBlade
・FILA(パドルクラブのみ)

でしょうか。

数年前はSalomonも製造してましたが、数年前にメーカーがインライン事業から撤退したため、現在Salomon製のインラインスケートは存在しません。
ただリサイクルショップで、たまにSalomonのインラインスケートを見かける事もあるので、程度の良いモノであればお買い得なモデルもあるかもしれません。

あとスラローム用ブーツのメーカーとしてSEBA-SKATEFR-SKETE、ドイツのインラインメーカーPowerslideのブーツも扱っていた事がありましたが、現在は上記3社と思っていればいいでしょう。

<予算はどれくらいいるの?>
前述のメーカー製であれば少なくとも1万円以上はします。
簡単に目安となる金額を書いてみると
フィットネスブーツ(ソフトブーツ):10,000~20,000円
ハードブーツ:25,000~50,000円
スラローム用カーボンブーツ:45,000~70,000円
スピード用カーボンブーツ:50,000円以上
ジュニア用ブーツ:9,000~15,000円


インラインスケートブーツ以外にも、プロテクター:3,000~5,000円も必要になります。

たまに東京のショップなどでは、セールで格安になってたりすることもありますが、札幌だとあまり期待できないですね。

<それでオススメのモデルは?>
用途編でも書きましたが、基本的には使いたい用途と予算次第で選ぶことになるので、万人にコレ!というモデルはありません。

ただ、このサイトに来られる方はスラロームやスキーのオフトレ目的だろうという前提で、初心者にも良さそうなモデルを選ぶとすると、以下の2モデル
どちらもハードブーツ&アルミフレームであり、ゆくゆくはフレームの交換もできるモデルになってます

ROLLERBLADE ローラーブレード RB CRUISER


22 FILA フィラ インラインスケート HOUDINI


子供用ならプロテクターもセットになったこのFILAのモデルがコスパ的にオススメです。

インラインスケート フィラ FILA J-ONE COMBO プロテクターセット ジュニア キッズ 子供用



インラインスケート フィラ FILA J-ONE COMBO GIRL プロテクターセット ジュニア キッズ 子供用




以上となります
他にも、最低限プロテクターは買いましょう。
スキーと違い、転倒したら相手はアスファルトやコンクリート相手ですから、壊れるのは自分の身体の方です。

K2 ケーツー PRIME PAD SET プライムパッドセット ひじ ひざ 手首 インライン プロテクター


北海道だとインラインスケートを楽しめるのは、5月から11月位の半年程ですので、4月~6月辺りがお店の品ぞろえも良いですね。
コロナ禍の影響もあってか、世界的にもインラインスケートを始める人が増えたようで、日本への入荷数は少なくなっているそうです。
インラインスケートは自分のサイズに合ったブーツを買う事が一番重要ですから、在庫数の多い今時期が一番買い時でしょう。

インラインを始められる皆さん、自分にあった良いブーツと出会えることを祈ってます

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05月15日滑走日誌(久しぶりの初心者講習)

今日は本格的にインライン初日
久しぶりに「インラインを教えて欲しい」という親子さんから連絡があったので、山口緑地で初心者講習
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2時前に集合して早速準備
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FILAのブーツで一安心

聞くと、アイス経験もある親子さんだったので、正直あまり教える事が無い...😅
まあちゃんと習ってないという事だったので、立って・歩いて・滑って・曲がって・止まるから練習
ママさんもお嬢ちゃんもすぐに滑れるようになりました。👍

スラにも興味があるという事だったので、スウィズルからパラレルの導入もサクッと練習
ママさんは、すぐに出来そうでしたね😄

お嬢ちゃんは滑って止まれるようになると、広い緑地の外周を滑るのが楽しいみたい。
カミさんが付き添って3周ほど滑ったかな?
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ヒールブレーキもちゃんと使えていたので、安心してみてられます。

そんな感じで1時間30分ほど滑って終了。
お二人ともお疲れ様でした。
ママさんには宿題もだしたので、次回は練習の成果を見せてくださいね😁


さて、残念な報告です
山口緑地が、パイロンの設置がNGとなってしまいました😭
昨年は1日しか滑ってないので、なにが原因となったのか分かりませんが、スラが出来るスポットがドンドンなくなってしまうのが残念です😢
スケジュールを確認しつつ、つどーむに戻る事になりそうですね
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インラインスケートの選び方<構造編>

前回はインラインスケートを選ぶうえで、何をしたいのか?について解説しましたが、今回はブーツ自体の基本構造について解説したいと思います。

各メーカーから色々なモデルが出てますが、基本的な構造は以下の通りかと思ってます。
まずはブーツ全体の構造について
大まかに以下のパーツで構成されてます。
・シェルとカフ
・フレームとウィール
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※写真クリックで大きな画像になります

それぞれのパーツの説明をしましょう。

<シェル>
まさに靴に当たる部分です。
素材的には布製、革製、プラスチック樹脂製(以下樹脂製)、カーボン製等があります。
足裏部分のみが樹脂製で、あとは布製のシェルになっているものが「ソフトブーツ」
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※写真はソフトブーツ 赤いラインの部分が樹脂製となっています

足全体、またはアキレス腱辺りから足の指の側面まで樹脂やカーボンで作られているものが一般的に「ハードブーツ」と呼ばれてます。
甲(アッパー)部分が布や革製の物を「セミハードブーツ」と呼ぶところも有ります
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※写真はセミハードブーツ 赤いラインの部分が樹脂製となっています


一般的にはハードブーツの方が剛性が高い分操作性が良いです。
ソフトブーツでも足のサイズにピッタリにフィットさせれば、ブカブカなハードブーツよりも操作性が良くなることも期待できますが、どうしても布自体のヨレがあるため、細かい操作性を求めるのであればハードブーツの方が良いでしょう。
公園の散歩程度であれば、軽快なソフトブーツの方が向いています。


足首の部分には、足首の横方向を支えるためにカフがあります。
このカフも樹脂製やカーボン製があり、より足首の可動域が必要なスピード用だとカフが無いモデルもあります。
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フレーム交換に対応したシェルの底面には、フレームとの接続するための台座があり、どのモデルも樹脂や金属になります。
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<フレーム>
シェルとウィール(車輪)を繋ぐ部分です。
個人的には、一番重要なパーツと考えています
素材としては、樹脂製と金属製(主にアルミ)があります。(一部フルカーボン製もありますが、使う事は無いと思いますので割愛します)
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樹脂製フレームの特徴としては、軽量で素材が柔らかいので滑走中の路面からの衝撃を吸収して乗り心地は良いです。
逆にスケーティングやターンなどで、スケートに負荷を与えるとたわんで力が逃げるので、滑走性は悪いです。

金属製は樹脂に比べれば重いですが、アルミなのであまり気にならないかと思います。
樹脂製に比べて剛性が高いので、たわみも少なく効率よく力を地面に伝える事ができ。滑走性が良いです。
反面路面の衝撃を拾いやすいですがシェルやインソール等で調整出来るので、基本的には金属フレームを選んだ方が良いでしょう。

フレームはスケートの使用目的に合わせた長さがあります。
全長が長いフレームは、滑走時の安定性に優れるため、主にスピード系に使われます。
逆に短いフレームは旋回性が高いため、アグレッシブやスラロームに使われます。

以前はスキー練習用といえば、5輪のロングフレームがありましたが、最近では大口径ウィールの3輪や4輪フレームが主流になってきてますね
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※最近見なくなった5輪フレーム
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※大口径ウィークの3輪フレーム


一部のブーツを除いて上位モデルはフレームの交換が出来るので、できればフレーム交換が可能なブーツを選ぶと、後々の選択肢が増えます

フレームについては、例えば同じ金属製フレームでも、構造次第で柔らかいフレームもあったり、取り付けの規格が違ったり、他にも色々な要素がありますが、まずはココまでとします


<ウィール>
ウィールは車輪の事で、英語でWHEEL。
一般的な発音だとホイールですが、スケート関係ではウィールと呼んでます。
Bindingの事をスキーでは「ビンディング」ボードでは「バインディング」と呼んでいるのと同じです。
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ウィールが路面との接触点なので、摩耗します。
インラインスケートの中で一番消耗するパーツでしょう。

一般的に販売されているウィールには、サイズ(直径)と硬さが記載されています。
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このウィールは直径80mm、硬さ85となってます。

【ウィール径について】
径が大きいほど、滑走性は良くスピードが乗りやすくなりますが、その分地上から高くなるので不安定になります。
おおよその目安は以下の通り
・65mm以下:アグレッシブ、Jrスケート
・72~90mm:フィットネス、スラローム、フリーライド他全般
・90~125mm:スピードスケート

またフレームには使用できるウィールサイズの上限が記載してるので、ウィール交換の際には注意しましょう
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※フレーム長(軸長)243mm 最大ウィール径80mmまで

【ウィール硬度について】
硬さというのは、同じ数値でもメーカーによって微妙に異なっている事があるため、おおよその目安と考えた方が良いでしょう。
数値が小さいほど柔らかくグリップが良いですが摩耗も早いです。
逆に数値が大きいと硬くなりグリップも弱くなりますが、摩耗しにくくなります。
大まかな用途別の硬さも目安は以下の通り
・70~80:フィットネス用
・82~85:スピード、スラローム
・88以上:アグレッシブ用

スキートレーニングでも85A前後の硬さが良いと思います。

ウィールにはベアリングとベアリングスペーサーがついていますが、上級モデルには高性能のベアリングが使われているので、まずが標準で付いている物を使っておけば良いです。



以上となります。
インラインスケートにハマっていけば、もっと色々と違いに気づいてパーツ選びも楽しくなってきますが、まず最初にスケートを購入するには以上の知識があれば大丈夫かとおもいます。

むしろ、スポーツ量販店などでは、この話を理解できない店員もいるかもしれません。
う~ん...この「初めてのインライン」シリーズ、購入店についても書いた方がいいかな😅

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インラインスケートの選び方<用途編>

※過去にアップしたスケートスポットについての記事はコチラ

北海道のスキーシーズンも終わり、なにかオフトレでも?と始めようと思うのがインラインスケート
実際この時期が一番売れるそうです。
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このサイトに来られた方の中にも、そういった方いらっしゃるんじゃないでしょうか?

でも、最初に起きる問題が
「ブーツの選び方がわからない問題」
私の経験を元に、ブーツの選び方の考え方を紹介したいと思います。

どんな道具でも同じですが、物にはそれに合った用途があります。
インラインスケートも同じで、やりたい事に合ったブーツを選んだ方が上達も早いし長く楽しめます。

まずはインラインスケートのジャンルについて紹介します。

【フィットネス】
一番見かけるスタイルだと思います。
簡単に言えばスケートを履いて、公園や河川敷などを流して滑るスタイルです。
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軽量で柔らかいブーツが向いていて、入門用のブーツはほぼこのジャンル用となります。
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【スピード】
アイススケートと同様にスピード競技用のブーツになります。
世界的にはインラインスケート市場の中では一番大きいジャンルだそうです。
ヨーロッパなどでは、マラソン競技のように街中を滑るレースもあり、自転車のロードレースの様な駆け引きも見られて面白いです。
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ブーツの特徴としては、タイトなカーボンシェルにロングフレーム、大口径ウィールですね。
足首を支えるカフが無いモデルも多く、初心者が扱えるようなものではないでしょう。
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【アグレッシブ・フリーライド】
コチラをイメージする方も多いかもしれません。
スケートボードの用に、パークなどでジャンプやレールスライド等を楽しむモデルです。
最近では、街中をメインに自由に滑る「フリーライド」というジャンルも出てきました。
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ブーツの特徴としては、樹脂を使った頑丈なシェル(一部ソフトブーツもアリ)短いフレーム、小さいウィールによる低重心設計
着地の衝撃を抑えるため、インナーブーツも厚めに思われます。
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頑丈に作っているのでブーツも重く、小さいウィールのためスピードは出ません。



【スラローム】
私が楽しんでいるジャンルで、比較的歴史が浅いジャンルです。
等間隔に並べたパイロンを、色々なトリックを織り交ぜて滑るスタイルです。
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パイロンが150cm間隔×15個のレーンで滑るトリックスラローム(TS)
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120cm、80cm、50cm間隔でそれぞれ20個のレーンで滑るフリースタイルスラローム(FSS)という競技があり、主に海外ではFSSがメインとなっています。
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黎明期はフィットネスモデルで滑るスケーターが多かったですが、最近でもスラローム用のモデルも多くなってきました。
非常にクイックに動く必要があるため、操作性や旋回性の高い設計となります。
なので、足の動きにしっかり追従するハードでタイトなシェル、旋回性を高めるための短いフレーム、つま先とかかとのウィールを浮かせるロッカーセッティングが特徴です
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【インラインスキー】
一般的に販売しているインラインスケートブーツのモデルとしては明確に当てはまらないジャンルですが、半分スキーサイトになりつつあるこのサイトに来られる方にとっては興味もありそうなので分けてみました。
といっても、定義する事が難しいジャンルなんですよね。💦

一応「インラインスキー技術選」とか「インラインアルペン」等も開催されています。
スキーに近いカラダや脚の操作を練習することが主たる目的ですね。
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一般的には、スキーを模して「ハードブーツ」&「ロングフレーム」のブーツを履いて、ストックを持って坂道を下ります。

ただ個人的には、初心者がいきなり下り坂を滑る事は非常に危険なので、まずは平地でスケーティングを練習して、基本的なスケート操作を覚えてから始める事をオススメします
実際に制御できずに転倒して怪我や衝突事故を何度も見てるんですよね😓

またブーツに関しても、タイムレースにでも出ない限りはロングフレームである必要性も感じませんし、むしろ体軸を意識したバランス練習としてショートフレームを使われている方もいらっしゃいます。
ただシェルはハードブーツの方が良いでしょうね。


今回は以上です。
紹介した競技以外にも、インラインホッケーやダンス。パフォーマンス等、さまざまなジャンルもあります。
どのジャンルもスケートを履いて滑る点では同じですから、自分に合ったブーツを探してみる事をオススメします。😄

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冬物片づけ&インライン整理中

前回の札幌国際での滑降で、今シーズンのスキーは終了
GWのうちに板を洗って、インラインと入れ替え作業

今のメインブーツはこれ
<Powerslide EVO2.0>
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カーボンシェル&ロッカリングフレームで、今期で5年目になります。
先代のEVOより内張りも厚いし、パドルクラブで熱成型もしてもらっているので、硬いブーツですが脚に馴染んでます。


それまでに使っていたブーツはというと、スポット探索用にクルマに積みっぱなしにしてたり、レンタル用に使ったりと、捨てずにおいていたものの、倉庫にスキーをしまう時にインラインを確認してみたら.....
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私だけでこれだけ持ってた...😆

という事で、軽く整理がてらブーツ紹介

<SEBA FR1>
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スラを始めて3年目位で買ったかな?
当時幸運なことに、世界的に有名なSEBAの日本代理店「UNIVERSKATE」社のエリアサポーターになり、その際に入手したブーツ
当時オール樹脂のハードブーツはRB社のTwister位だったので、当時は新鮮でしたね。
履きやすくブーツ剛性もしっかりしているので、レンタルブーツとしていろんな方に履いてもらいました。

<SEBA HIGH>
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本格的なスラローム用のブーツとしては、このSEBA-HIGHの方が上位モデルであり、FSSを始めだしたころに変えました。
当時はとにかくSEBAのブーツは履くのがツライ!!と言われてましたが、ある程度馴染んでくるとハードなのにフィット感もあり快適ブーツになってくれます。
このブーツもかなり長い間履いてましたし、今でもスポット探索用として活躍してます。

<Powerslide HARDCORE EVO>
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長年SEBAを履いていましたが、それなりに傷みもでてきたので買い替えを検討していた時に、型落ちサイズ限定で安売りされていたこのブーツをゲット
初のカーボンブーツです
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カーボンブーツは足との一体感を重視しているため、インナーブーツがありません。
なので、まあ硬い硬い😫💦 またクッション性もないので、路面の悪いところだと足裏に振動がダイレクトに伝わるので乗り心地はイイとは言えませんね
当時のレポートはコチラ

フレームはSEBAでも使っていたMAMBAというスラローム専用のフレーム
剛性は高いけど、チョット重かったですね。

内張りやタンの部分が擦り切れてきたものの、インナーが無いため現在のEVO2.0に買い替えました。

<U-KAN FreeSkate Slalomer>
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これは、完全に趣味で買ったブーツです😅
モエレに遊びに来たスケーターの方が履いていて、カーボンブーツにも関わらずそのスマートなシルエットに一目ぼれ
しかも有名インライン通販サイトで、上物のみで18,000と格安
正直クセもあるブーツですし、カフの強度も高くないしカーボンも薄いのかEVOよりも剛性は感じられません。
やっぱりスラをするにはチョット弱い気がしますが、軽量フレームと合わせる事で非常に軽快にクルージングが楽しめるブーツになります。
当時の詳しいレポはコチラに書いてます

<Rollerblade WBS>
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私の持っているブーツの中で一番の変わり者ブーツですね。
最大の特徴は、ブーツとフレームが分離できます
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ブーツ側はハイカットのワークブーツ程度の硬さなので、非常に歩きやすいです。
滑る時にはフレームを付けてシッカリ紐を縛れば、公園を流す程度なら問題ありません。
ただ、スラロームをするには明らかに強度が不足してますし、樹脂製のフレームなのでスケート自体の滑走性も金属製フレームに劣ります。
それこそスポット探索に使ったり、初めての公園を流すときに使ってます。
最近、この手のフレーム分離型のインラインスケートは見かけないので、いまでは貴重な一足になります

以上になります。
いくつか処分しないとダメだと思いつつ、どのブーツも思い入れがあるんですよね。

これらのブーツの前にも、K2やSalomonのブーツを使っていました。このサイトが全盛の頃は土日はほとんど滑ってましたね。
新しい方も大勢来られたので、これらのブーツを履いてもらって簡単な講習会をしたのもいい思い出です。
コロナ禍になって、ちょっとインラインスケートも売れていると聞いているので、
今から始められる方いらっしゃったら、なんでも聞いてください。😊
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