パドルクラブ主催の、来期モデルのスキー試乗会

残念なことに今年は今回の1回だけ

それだけに、気合を入れて試乗してきました。


ただ、毎度の事ながら、
あくまでわたし個人の印象であることをお忘れなく

まあ個人的にはいろいろと板を揃えてしまっているので、すぐに欲しいモノはないのですが、ニューモデルと今シーズンのkenさんのように、ファットデビューの方に勧めやすいモデルをテーマに乗ってみました
キョウコは例のごとくTSTの後釜さがし
特に先日のテレパウダーの後、TSTのテレ化構想が確定!そうなるとますますパウダー機が必要となってきました。
理想は私のBaconの様に、1本でパウダーも整地も調子がいいモデル
なのでだいたい100mm前後のモデルが対象ですね。
すべての試乗機で、この非圧雪エリアで悪雪テスト。あとは整地テストですね。

非圧雪エリアは、ガチガチのクラスト状態

板の突破力がモノをいいそう
ということで試乗レポです(メーカーアルファベット順)
<Atomic>
Backland WMN FR109 175cm 133-109-123 R17.5

キョウコにとっては、最有力候補のBacklandFR102が今回無かったので、1サイズ太いほうのFR109に試乗
去年も乗ってますが男性モデルの182cmと相当長めのモデルに乗っため、ちょっと重さと取り回しに難ありな感想
今回は、レディースモデルということもあり、少し短めの175cm
まあ、それでもキョウコにとっては長いんですけどね
それで本人の感想としては、悪雪でもバタつくことなくシッカリした乗り味
整地でも太さ長さを気にせず、とても好印象を持ったみたい


ただ、やっぱり重さが気になるみたいです。そうなるとFR102が最有力には違いないかな
Backland 95 177cm 126-94-115 R18.0

私も持ってるBacklandDrifterの後継機種
このモデルから、完全に山スキー用にフルモデルチェンジ
更なる軽量化と、トップにシール用のスリットと、ロッカー部はFR系と同じ船底ソールを採用

実際乗ってみたら、最初の印象は軽い!!
ビンは重量級のTrackerがセットされていたにもかかわらず、かなり軽さを感じました
そうなると、滑りはバタバタするかなぁっと思ってたのですが、意外と普通に乗れます

たしかにクラストしまくった非圧雪エリアでは、相当バタつきますが十分コントロールできる範囲
整地では他ののメタル入りのモデル等に比べると、たしかに弱さ感じますね。
ただここまで軽量化して山専用機的な板にしては、十分な性能だと思います。
<ARMADA>
ARV116 175cm 139-116-135 R不明

現行のJJが来期は名前を変更して登場
ほかにもARV XXという風に、センター幅ごとのネーミングとなったようです。
数年前にJJ自体がJJ2.0とマイナーチェンジしてましたが、実際に乗るのは初めて
感想としては、わかりやすくJJですね
110mmオーバーの割にはとても扱いやすく、昔のJJより足元がシッカリしているような気がするのはマイナーチェンジの影響かな?
一時期ほどのブームはありませんが、今でも根強い人気のモデルです。
TRACER98 172cm 130-98-121 R不明

キョウコが試乗
TSTやKUHOの後継との事でしたが、モノは全然違ってます
かなり足元シッカリ系
悪雪エリアでは結構弾かれて苦戦してましたが、整地の入ると逆にシッカリとした乗り味に変わってとても好調
整地では一番楽しい板だったようです。

<K2>
Pinnacle105 177cm 137-105-121 R19.0

今まで乗っていなかったと思ってたPinnacle105
過去記事見直したら、2年前にも乗ってました

メタル入りで、ロッカーも大きめのモデル
乗った印象は、板がシッカリしているので非圧雪エリアでも整地でも、とても安定して滑ることが出来ます
AtomicのVANTAGE100に近い、とても優等生的な感じは相変わらずでした
CATAMARAN 184cm 136-120-131 R21.0

Pettitorの後継となるセンター120の極太モデル
去年出たMarksmanと同様の左右非対称のモデルとなってます
実際に乗ってみると、とても軽快で扱いやすい

LineのMORDECAIも太さの割りに軽快に乗れましたが、それ以上の太さなのに全く気にならない
クラストバーンでも難なく板が動いてくるし、整地でもR21とは思えない位キュンキュン動かせます。
板の重量が2kgを超えるので今となっては重い部類ですが、それでも私のBaconと同じくらいだから結構使えるかも
今回の一番のお気に入りかも

<Liberty>
Origin106 182cm 138-106-128 R20.0

旧来のOriginシリーズが刷新
他メーカーの様に太さを変えたモデル展開
今回は一番オールマイティに使えそうな106に試乗
このモデルには、今まで入ってなかったカーボンインサートが入っていて、旧Originより板がシッカリしているらしい
悪雪の突破力もあるし、整地でもシッカリ滑れるけど、なぁんか合わない..というか欲しいと思わなかった
似たような感覚だと、MOMENTや4FRONTの板に乗ったときの感覚に近いかな。
ドカドカっとした重厚感はないけど、さほど軽快にも感じられませんでした。

Genesis106 171cm 138-106-128 R17.0

私の乗ったOriginのレディースモデル
基本構造は一緒ですが、多少柔らかめに仕上げているそうです。
現行モデルのEnvyがこのサイズに近いですが、乗り味はGenesisの方が数段シッカリして乗りやすかったそうです。
<Line>
Pandora 162cm 142-110-125 R13.8

なんだか毎年乗ってない?
少しずつ改良されてるようですが、扱いやすさは変わらず
悪雪バーンでも整地でも、気にすることなくスイスイ滑れるようです

<OGASAKA>
ET-10.8 178cm 140-108-126 R17.3

数2年振りにOGASAKA試乗(しかも同じET-10.8でした)
そのときはどうも面白味に掛けていた印象がありましたが、このET-10.8はその印象を払拭してくれました。
悪雪・整地どちらも以前より軽快に操作できた印象。

あいかわらずBLASTRACK系との違いが分からないのですが、きっと大人の事情なのでしょう。
<Salomon>
XDR88Ti 179cm 131-88-114 R17.0

来期から新ラインナップとして登場するXDR
ツアー系かと思ったら、ゲレンデ中心のオールマウンテン系らしい
太さも最大でこの88mmモデルなので、パウダー機としてはちょっと心もとないかな
私とキョウコが試乗
179cmとキョウコにとっては長いモデルでしたが、意外と取り回しは楽との事
ただ、体格に合った短いモデルにすると、むしろ回りすぎるかも
私にとってはちょうど良かったかな?
やわらかいかな?と思ったけど、滑ると意外とシッカリしてる
個人的には昔からあった1080系の軽快さを感じられて好印象でした。
QST106 174cm 137.5-106-125 R20.0

私が昨年気に入ったQST106
今回ちょっと短めがあったので、キョウコが試乗
好みよりは柔らかいようで、バタつきが気になったみたいですが、柔らかい分パウダーでの浮力は期待できそうとの事
あと、女性にとってはちょっと重いようですね
以上、試乗時間一杯使って乗りまくりました。
去年もそうでしたがイチ時期のファット競争から、100mm前後のサイズを主力に持ってきているようです。
それでいて、どのモデルも全般的に軽量化を図っています。
120mm越えの極太系については、相変わらずK2が面白いモデルを投入してくれます

私が今回気に入ったのは、K2のCATAMARAN
キョウコは、試乗した中ではAtomicのFR109や、ARMADAのTRACER98辺りが楽しかったようですが、購入するとなるとFR102辺りに落ち着くのかな
パドルクラブさん、今回もありがとうございました



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