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七転び八起き

札幌でトリックスラローム・フリースタイルスラロームをやっている、オッチャンの日記。

インラインスケートの選び方<購入編>

さて欲しいインラインスケートのイメージが沸いたとはいえ、
いったいどこで買ったらイイの?
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という事で、ブーツ購入について思う所を書いていこうと思います。

<子供用でも、おもちゃ屋さんやホームセンターでは買わない>
大人であれば「インラインスケート」=スポーツという認識もお持ちなので、スポーツショップにいく事と思いますが、子供用となると意外とトイ〇らスの様なおもちゃ屋さんに行く人も多いです。
そこで売られている3,000~5,000円程度で売られているインラインスケートは、買わない方が良いでしょう。
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こんな商品です。

このタイプのスケートは、形こそインラインスケートに見えますが、モノはスケートとは呼べない粗悪な製品です。
なので、こういったスケートを「トイスケート(おもちゃスケート)」と呼ばれたりします。
以前家族連れで私たちの所に遊びに来られた方々の中でも、何人かはこの手のブーツを履いているお子さんが居られました。

足をホールドできないシェル、スグにゆがむフレーム、全く回らないウィールと、滑る道具なのに滑る要素が全くない粗悪なものでした。

「スケートやりたい!」と駄々を捏ねるお子さんに、スケートは楽しくないと思わせるには良いモノかもしれませんが、ホント困りものでした。
しかもこの手のブーツが、大手スポーツ量販店でも普通に売ってたりするので、親御さんも勘違いしてしまいますよね

インラインの知識が無い方のために、よく見るトイスケートの特徴を列記します。

ブレーキが外せない、または両足にブレーキが付いている
よく見る特徴ですが、フレームにブレーキが一体化しているタイプです。
あって困るわけではないですが、ブレーキは消耗品であるため、キチンとしたメーカー製はブレーキを取り外すことができます。
ただ最近はブレーキが外せるトイスケートも増えてきたので、これだけで判断は難しくなってます。

補助輪が付いている
カカトのウィールが横に2輪並んでいるもの。
一見転びにくいように見えますが、むしろスケーティングの邪魔ですし、転ぶのを抑える程の支えにはなりません

シェルの固定がバックルのみ
写真のブーツを見てもらうと、足を入れるシェルの固定がバックルのみとなってます。
ただでさえ子供用の柔らかいシェルでは、2ヶ所のバックルだけで固定できません。
紐締め&バックルとなっているモデルをオススメします。

ウィールが硬い、回らない
一般的にウィールの素材はポリウレタン製が多いです。
イメージとしては、固めのスーパーボールという感じで、弾力性があります。
逆にトイスケートに付いているウィールは、プラスチック製が多く全く指で押しても弾力を感じません。
あと手でウィールを回しても、ほぼ空転しない物はNGです。

ウィールが光る
正規メーカーでも光るウィールは売ってますが、そんなウィールは1輪で1,000円程します。
それが両足8個も付いているのに本体が5,000円程度という事は、どういったものかは想像つくと思います。

簡単に書くと以上です。
一昔前では、大人用ですら同じようなブーツがホームセンターなどで売ってたこともありましたが、幸い最近は見かけなくなりました。
※2022/06/14追記
インラインスケートショップのDeeportさんが、トイスケートについて解説している動画をアップしていたので、紹介させてもらいます。



<どこで買えばいいのか?>
以前はアル〇ンやゼ〇オ等でも、有名メーカーのインラインスケートを扱っていたのですが、最近ではスケボーやジェイボード、一輪車、キックボードに押され、取り扱っているショップはほとんどなくなってしまいました。

札幌に限った話になってしまいますが、今私が認識しているインラインスケートを扱っているショップは
パドルクラブ(大谷地店、手稲前田店)
石井スポーツ(宮の沢店)

この2つのお店だけですね。

この2店はスキーがメインなので、オフトレ用としてちゃんとしたメーカー製を取り扱ってくれています。
ショップの知名度的には石井スポーツの方が有名ですが、インラインスケートの扱い数はパドルクラブの方が多い印象です。
ただ残念なことに、両店ともにアグレッシブ用のブーツは扱っていません

あと例外的に、インラインホッケー専用ブーツがホッケー専門店でも扱っているようです。

<どこのメーカーがオススメ?>
前述の2店舗で売っているメーカーは
・K2
・RollerBlade
・FILA(パドルクラブのみ)

でしょうか。

数年前はSalomonも製造してましたが、数年前にメーカーがインライン事業から撤退したため、現在Salomon製のインラインスケートは存在しません。
ただリサイクルショップで、たまにSalomonのインラインスケートを見かける事もあるので、程度の良いモノであればお買い得なモデルもあるかもしれません。

あとスラローム用ブーツのメーカーとしてSEBA-SKATEFR-SKETE、ドイツのインラインメーカーPowerslideのブーツも扱っていた事がありましたが、現在は上記3社と思っていればいいでしょう。

<予算はどれくらいいるの?>
前述のメーカー製であれば少なくとも1万円以上はします。
簡単に目安となる金額を書いてみると
フィットネスブーツ(ソフトブーツ):10,000~20,000円
ハードブーツ:25,000~50,000円
スラローム用カーボンブーツ:45,000~70,000円
スピード用カーボンブーツ:50,000円以上
ジュニア用ブーツ:9,000~15,000円


インラインスケートブーツ以外にも、プロテクター:3,000~5,000円も必要になります。

たまに東京のショップなどでは、セールで格安になってたりすることもありますが、札幌だとあまり期待できないですね。

<それでオススメのモデルは?>
用途編でも書きましたが、基本的には使いたい用途と予算次第で選ぶことになるので、万人にコレ!というモデルはありません。

ただ、このサイトに来られる方はスラロームやスキーのオフトレ目的だろうという前提で、初心者にも良さそうなモデルを選ぶとすると、以下の2モデル
どちらもハードブーツ&アルミフレームであり、ゆくゆくはフレームの交換もできるモデルになってます

ROLLERBLADE ローラーブレード RB CRUISER


22 FILA フィラ インラインスケート HOUDINI


子供用ならプロテクターもセットになったこのFILAのモデルがコスパ的にオススメです。

インラインスケート フィラ FILA J-ONE COMBO プロテクターセット ジュニア キッズ 子供用



インラインスケート フィラ FILA J-ONE COMBO GIRL プロテクターセット ジュニア キッズ 子供用




以上となります
他にも、最低限プロテクターは買いましょう。
スキーと違い、転倒したら相手はアスファルトやコンクリート相手ですから、壊れるのは自分の身体の方です。

K2 ケーツー PRIME PAD SET プライムパッドセット ひじ ひざ 手首 インライン プロテクター


北海道だとインラインスケートを楽しめるのは、5月から11月位の半年程ですので、4月~6月辺りがお店の品ぞろえも良いですね。
コロナ禍の影響もあってか、世界的にもインラインスケートを始める人が増えたようで、日本への入荷数は少なくなっているそうです。
インラインスケートは自分のサイズに合ったブーツを買う事が一番重要ですから、在庫数の多い今時期が一番買い時でしょう。

インラインを始められる皆さん、自分にあった良いブーツと出会えることを祈ってます

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