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七転び八起き

札幌でトリックスラローム・フリースタイルスラロームをやっている、オッチャンの日記。

インラインスケートの選び方<用途編>

※過去にアップしたスケートスポットについての記事はコチラ

北海道のスキーシーズンも終わり、なにかオフトレでも?と始めようと思うのがインラインスケート
実際この時期が一番売れるそうです。
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このサイトに来られた方の中にも、そういった方いらっしゃるんじゃないでしょうか?

でも、最初に起きる問題が
「ブーツの選び方がわからない問題」
私の経験を元に、ブーツの選び方の考え方を紹介したいと思います。

どんな道具でも同じですが、物にはそれに合った用途があります。
インラインスケートも同じで、やりたい事に合ったブーツを選んだ方が上達も早いし長く楽しめます。

まずはインラインスケートのジャンルについて紹介します。

【フィットネス】
一番見かけるスタイルだと思います。
簡単に言えばスケートを履いて、公園や河川敷などを流して滑るスタイルです。
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軽量で柔らかいブーツが向いていて、入門用のブーツはほぼこのジャンル用となります。
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【スピード】
アイススケートと同様にスピード競技用のブーツになります。
世界的にはインラインスケート市場の中では一番大きいジャンルだそうです。
ヨーロッパなどでは、マラソン競技のように街中を滑るレースもあり、自転車のロードレースの様な駆け引きも見られて面白いです。
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ブーツの特徴としては、タイトなカーボンシェルにロングフレーム、大口径ウィールですね。
足首を支えるカフが無いモデルも多く、初心者が扱えるようなものではないでしょう。
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【アグレッシブ・フリーライド】
コチラをイメージする方も多いかもしれません。
スケートボードの用に、パークなどでジャンプやレールスライド等を楽しむモデルです。
最近では、街中をメインに自由に滑る「フリーライド」というジャンルも出てきました。
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ブーツの特徴としては、樹脂を使った頑丈なシェル(一部ソフトブーツもアリ)短いフレーム、小さいウィールによる低重心設計
着地の衝撃を抑えるため、インナーブーツも厚めに思われます。
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頑丈に作っているのでブーツも重く、小さいウィールのためスピードは出ません。



【スラローム】
私が楽しんでいるジャンルで、比較的歴史が浅いジャンルです。
等間隔に並べたパイロンを、色々なトリックを織り交ぜて滑るスタイルです。
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パイロンが150cm間隔×15個のレーンで滑るトリックスラローム(TS)
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120cm、80cm、50cm間隔でそれぞれ20個のレーンで滑るフリースタイルスラローム(FSS)という競技があり、主に海外ではFSSがメインとなっています。
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黎明期はフィットネスモデルで滑るスケーターが多かったですが、最近でもスラローム用のモデルも多くなってきました。
非常にクイックに動く必要があるため、操作性や旋回性の高い設計となります。
なので、足の動きにしっかり追従するハードでタイトなシェル、旋回性を高めるための短いフレーム、つま先とかかとのウィールを浮かせるロッカーセッティングが特徴です
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【インラインスキー】
一般的に販売しているインラインスケートブーツのモデルとしては明確に当てはまらないジャンルですが、半分スキーサイトになりつつあるこのサイトに来られる方にとっては興味もありそうなので分けてみました。
といっても、定義する事が難しいジャンルなんですよね。💦

一応「インラインスキー技術選」とか「インラインアルペン」等も開催されています。
スキーに近いカラダや脚の操作を練習することが主たる目的ですね。
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一般的には、スキーを模して「ハードブーツ」&「ロングフレーム」のブーツを履いて、ストックを持って坂道を下ります。

ただ個人的には、初心者がいきなり下り坂を滑る事は非常に危険なので、まずは平地でスケーティングを練習して、基本的なスケート操作を覚えてから始める事をオススメします
実際に制御できずに転倒して怪我や衝突事故を何度も見てるんですよね😓

またブーツに関しても、タイムレースにでも出ない限りはロングフレームである必要性も感じませんし、むしろ体軸を意識したバランス練習としてショートフレームを使われている方もいらっしゃいます。
ただシェルはハードブーツの方が良いでしょうね。


今回は以上です。
紹介した競技以外にも、インラインホッケーやダンス。パフォーマンス等、さまざまなジャンルもあります。
どのジャンルもスケートを履いて滑る点では同じですから、自分に合ったブーツを探してみる事をオススメします。😄

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