使ったブーツは、Atomicの来期モデルのBACKLAND CARBON
重量は約1200gと超軽量です。
残念ながら、キョウコに合うサイズは無かったので、キョウコはアルペンブーツに履き替えて、前回の試乗で乗れなかった板の試乗です。
<Salomon>
MTN EXPLORE88 169cm()
Diamir Vipec
珍しくTECHビンでトゥ側の開放機能を持つビンです
そしてスキー・ウォークモードの切り替えを、ブーツを外さずにできるのも特徴
そんなビンがSalomonから来期からの新シリーズとなるツーリング向けモデルMTNについていたので、あわせて試乗です
本当なら私のBACKLAND DRIFTERと同じく95mmモデルに乗りたかったけど、貸し出し中だったので、短くて細めの88mmに試乗
まず借りて一発目....トゥピースがハメ辛い..

昔TLTの試乗もした事あったけど、TECHってこんなに合わせ難かったっけ?と思うほど
トゥのガイドが良くわからないので、どこで踏めばいいのか分からず何度も付け直し
コレを山でやるには相当厳しそう
単純に私の技量不足かと思うと、どうやらミンナそうらしい。
せっかくの開放機能など魅力的なところもあるのにモッタイナイ

さて板のインプレですが、BACKLAND並みの走破性や安定性を期待していたのですが、さすがに軽すぎるせいか、結構足を取られやすく感じられました
ツアー系にしてはシッカリしている方かもしれませんが、普通の板と比べるとチョット弱い気もします。
<RMU>
BLUE LIGHT SPECIAL 185cm(140/107/128 R21)
G3 ION
DiamirVipecでヤラレ気味だったので、今度は評判のイイG3のION(アイオン)が付いていたこのモデル
センター107mmは使い慣れた太さ
早速履いてみると、たしかにVipecよりトゥピースは付けやすい
そっとつま先を合わせると、バチン!っとハマってくれます
ただチョット敏感すぎるような気もしました
板は比較的軽く柔らかめだったので扱いやすかったけど、小回りするにはちょっとテールが引っかかる感じでした
でも、大回りだとドカドカと突破力してくれるので、そちらが好きな方にはいいかも。

滑っている間、ビンの違和感は全くありませんでした

<Atomic>
VANTAGE100CTI 180cm(138/100/125 R18)
Marker Kingpin
テイネの試乗会でも好印象だったVANTAGE100CTI
メタル入りでも軽量で、走破性もイイ!
それに、Markerから満を持して登場したTECHビン『Kingpin』が搭載されてます。
TECHビンとしては後発のMarker
しかし、DukeやTour等のAT用ツアービンでのノウハウを活かした、なかなかニクい造りをしています。

通常のTECHビンとは異なり、ヒールピースは見慣れたATビンとほとんど同じ
装着した画は、普通のATビンのようです。
そしてココからウォークモードに移行するには
ATブーツを外すようにヒールを開放します。この状態ではまだトゥは固定されたまま
カカトが上がったところで、Markerお得意のレバーを倒すと、ヒールピースが後ろに下がります。
このままブレーキを踏みつけると、ヒールピースとブレーキが固定され、ウォークモードになります。
スキーモードに戻るときは、レバーを戻してヒールピースを通常位置に戻し、ヒールピースを一旦開放状態にしてから、普通のビンのように踏み込めばOK
本当に良く出来てます

実際に滑ってみると、ATビンとなんら変わりません
今日散々足を取られたグス雪でも、VANTAGE100の突破力と相まって全く問題なく滑る事ができました。
この組み合わせ、もはや最強


重量的には700g台なので、同社のTourとそう変わらないのですが、従来のTECHビンより使い勝手がイイ気がします。
唯一の欠点は...お高いそうです

あとはキョウコがATビンで乗れる板を物色
結局いい長さのは試乗済みだったので、私や先日アイちゃんママさんが試乗した板に挑戦

ビンはAtomicを除いて全てMARKER TourF10でした
<Atomic>
BACKLAND85 176cm(121/85/110.5 R18)
TYROLIA AAAmbition 12
キョウコも今回の試乗でお気に入りとなった、BACKLAND95
この板に向いているビンディングをイメージしたいとの事で、1サイズ細いモデルでしたがAAAmbitionが付いていたので試乗
AAAmbitionはキョウコもWAYBACKに付けているので、使い勝手はわかってます。
乗った印象だと「軽量だけど滑りはシッカリ!」という板のイメージが悪くなる事は無く、扱いやすかったみたいです。

ただこのビンだと硬いバーンだと弱いかも..とも言ってましたが、そんなバーンはどんな板やビンでも難しいですからね
<Line>
SICKDAY TOURIST 179cm(135/102/120 R18.7)
SICKDAYベースのツーリング用のモデル
私がテイネで試乗したときは、ハードバーンだとチョット板の薄さを感じると書きましたが、キョウコはそれほど違和感なく好印象

体重差かも..

Mordecai 186cm(141/114/138 R17)
OPUSの後継機
軽量化されたけど、従来の走破性はシッカリ維持したという印象
キョウコにとっては相当長い

でも実際に乗ってみると、問題なく取り回せてました。
ただHOJI Wと比べると、取り回しは重かったそうです
重量はコッチの方が軽いんだけどね。
<4FRNT>
HOJI W 179cm(129/112/120 R30)
先日のキロロ試乗会で、アイちゃんママさんが試乗して絶賛!
そのイメージを確かめるべく試乗
結果は、キョウコも絶賛



最近の軽量化の中では、決して軽くは無いのですが、取り回ししやすかったみたい
なんでしょ?ポジション的に合っていたのかな
『今年の試乗会で一番イイのはコレかも

値段を見てテンション下がってました

とまあこんな感じです
2回に分けて書いたわけですが、今回は板のレポというより、ビンディングのレポみたいになっちゃいましたね。

今シーズンは、なにかと遭難のニュースが続いてBCが白い目で見られがちですが、こういった道具の進化が安全に結びついてくれればと思ってます。
ふぅ~疲れた

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