チョットさびしい季節なのですが、この時期は別の楽しみもあります。
それは
ニューモデル試乗会♪
各メーカーの来期モデルを、自分の興味が赴くまま乗る事ができる楽しいイベントです。
という事で、今日はテイネで開催されたパドルクラブ主催の試乗会に行ってきました。
試乗会に行くようになって、もう彼是5シーズン目になってしまいました。
素人インプレながら、多くの方がこのインプレ目的でサイトに訪れてくれているようで、感謝と「こんなレポで参考になるんかな

まあ、役立つかどうかは見ている方の判断という事で、いつもの如く
偏見タップリなレポートです。
今日のテイネは明け方から降り続いた雪のおかげで、10~15cm程の軽い新雪が乗っている状態。
ディープパウダーのテストとはいきませんが、ファット系のテストはできそうです。
受付で久しぶりにイワモトさんのお父さんとバッタリ。
イワモトさんのお父さんは、基礎系の板が目的ですが、私たちの板にも興味津々

やっぱりファット系も流行ってきてますね。
<Volkl>
【One 176cm 138-116-130 R23.5】
来期のニューモデルとなる、One
パドルクラブでもオススメの一台だったので、雪の良い内にと最初に乗ってみました。
「柔らかいSHIROって感じだよ。」と聞いてましたが、ロッカー形状はSIROより過激で、完全に逆ベントです。
SHIROはキャンバーが無く接雪面はフラットな形状でしたが、Oneはビンディングの真下辺りだけ接雪しているだけです。
リフト乗り場の様な硬いところだと、まさにブーツの真下しか接地していない感じです。
しかし、いざ滑ってみると意外と滑りやすい。

SHIROもそうなのですが、結構ずん胴な形状をしているのにスイングが楽。
まあ、逆ベントという事もあるのでしょうが、不用意に回りすぎる事もなくコントロールしやすい。
脇のパウダーに入ってみると、まさに本領発揮

足首程のパウダーだったとはいえ、まずトップが雪に隠れる気配はありません。
176cmとやや短いかな?と思いましたが、十分な浮力がありそうです。
整地では、板をフラットにしているとギャップの突き上げを感じますが、ターンしてしまえば非常に安定して滑ってくれます。
ちなみにキョウコも履いてみたのですが、パウダーでの扱いやすさは実感できたようですが、整地ではギャップの突き上げで足が疲れると言ってました。

脚力のある人向きなのかもしれません
<Atomic>
【BentChetler 183cm 142-123-134 R19】
今シーズンは、ほぼBaconに乗り続けていましたが、ディープパウダーではもう少し浮力がある板が欲しくなり、センター120程の極太系を物色してました。
昨シーズンの試乗会では、ARMADAのBUBBAを一押しにしてましたが、このBentChetlerも気に入った一本
最初に乗ったOneとの比較もしたかったので、今年も乗ってみました。
基本的な構造は変わらず、コスメの変更のみの様です。
Oneとの比較の為、同じコースを滑りましたが、やっぱりBentChetlerの方が楽です!

わずかなキャンバーでも、逆ベントに比べれば乗り味が全然違います。
当然浮力は十分ありますし、整地でのコントロール性も落ち着いた感じで取り回しやすいです。
今日のモコモコ&カリカリな女子大回転コースを一番安定して滑り降りる事ができた板です。
う~ん...やっぱり候補から外せないなぁ

<Rossignol>
Rossignolのファット系の代名詞のS7シリーズ
来期モデルは、トップとテールをハニカム(中空)構造に変更したモデルチェンジを行っていて、軽量化とコントロール性の向上を図ってます。
コチラも、パドルクラブの注目株となってます。
【Squad7 190cm 145-120-126 R29.5】
まずは、一番太いSquad7
店員の佐々木さんから「ヤバイ位速いっすから気をつけて

パウダーでは、Bacon並みに走る上に沈まないから、余計に速いです

かといってコントロールできなくなるような暴走ではなく、板が軽量になって取り回しやすいので、いつでも減速できる安心感もあります。
整地でもR29.5とサイドカーブはあまりないですが、足下はシッカリしているので、ズラシ主体で滑る事で太さを気にせず楽に滑れます

【Soul7 180cm 136-106-126 R17】
従来のS7シリーズのラインナップになかった、センター106mmのSoul7
最近のパウダー板は、100mm~110mm辺りのモデルが続々出てきてます。
私のBaconも使い勝手が良いので、今の主流の太さなのかもしれません。
Baconとの比較のために乗ってみました。
印象は『Baconより浮く』けど『Baconより遅い』って感じです。
取り回しはSquad7同様非常に良いです。
『Baconより遅い』と書きましたが、そもそもBaconが速い板なので比較すれば遅く感じますが、走らないわけではありません。
むしろ適度なスピードを維持できるので、Baconよりツリーラン等はとても楽です
整地での取り回しもシッカリした足下のおかげで、とても滑りやすいです。

Baconほどのキレはありませんが、とても安定したターンができます。
Soul7はキョウコも乗りましたが、180cmという長さの割には使いやすいと好評でした。
硬いバーンでの安定性は、今使っているTSTと比べると全然Soul7の方がイイとお気に入り。
『TSTがダメになったら、コレの短いのが欲しいな』なんて言いだしてます...

<Armada>
【MagicJ 180cm 138-143-126-140-134 R20】
現行モデルですが、昨シーズンの試乗会には出てこなかったので、今回試乗してみました。
ベストセラーJJを太くしたモデルで、昨年のお気に入りのBUBBAとの中間的なサイズ。
乗った瞬間「ああ、ARMADAっぽい」と感じます。
大手主要メーカーの板を乗った後だと、どうもこのペッタリとした印象は拭えません
でも乗ってしまえばARMADAらしく、いたって軽快にどこでも滑れます。

突破力はBUBBAにゆずりますが、JJに比べてみれば浮力は当然の事ながら、安定性もMagicJの方がある様に感じました。
太くなった分、板もシッカリしたのかな?以前キロロで乗ったJJより滑りやすかったです。
<HEAD>
【Cyclic 181cm 148-113-131 R19】
来期のニューモデルの注目株の一つということで、進められたのがこの板。
変わった形状してますが、ショップ向けの試乗会では好評だったそうです。
乗った印象は....『乗りやすい...かな?

整地での取り扱いは最近のファット系同様、太さを気にせずターンしやすいし、パウダーでは浮力もあります。
ただ深雪アカデミー的な、上下動のあるやや刻み気味なターンをすると、チョット板の挙動がワンテンポ遅れるような違和感を感じました。
きっと慣れの範囲なのでしょうが、評価しづらい板でした。

ちなみに、途中から合流したSuu父さんも同じシリーズに乗りましたが、コチラは高評価でしたね。
<Line>
来期のLineも「SickDay」シリーズというニューモデルを出してきました。
【SickDay125 186cm 150-125-137 R不明】
シリーズ最大サイズのセンター125mmとなります。
今回乗った中では、センター部の張りを強く感じました。
そして乗ってみると、やはりその影響は大きいようです。
パウダーでは十分な浮力に加えて、板を踏めばしっかりした反発が感じられます。
「おっ?結構良いじゃん♪」と思ったですが、荒れた整地に行くとやたらと板がばたつく感じがします。

キャンバーもあるはずなのですが、突き上げも感じられました。
Suu父さんも乗ったのですが、同じ印象
結構なじゃじゃ馬な板のようです。

【Pandora 162cm 142-110-125 R不明】
来期のPandoraは構造が大幅に変わったのか、非常に軽量になってました。
昨年もキョウコはPandoraにに乗ったのですが、全くの別物らしい。
『ものスゴ~ク楽

以前のPandraは重く操作も鈍重だったようですが、これが板の軽量化のおかげか操作性が格段に上がったようです。
TSTの様に楽に扱えると、結構見直した様です。
ファット未体験の女性の方、この板結構イイですよ

<K2>
来期のK2は新しいモデルが山盛りに見えますが、良く見ると従来モデルの名札の付け替え?って感じのモデルが多いようです。
構造は変っているのかな?
【Remedy 169cm 146-117-134 R20】
パドルがレディース用のパウダー板としてオススメの一台
名前は新しいですが、サイズを見るとMISSDIRECTEDと全く同じです。
さてキョウコの印象はというと「私には扱いきれない!

キョウコにとっては重量が重く、板も走りすぎるようです。
板もシッカリしていて、普通に乗っている分には安定しているようですが、一旦バランスを崩したりするとリカバリーが大変らしい。
名機OBSEHEDのレディース版がMISSDIRECTEDなので、素性は良いのでしょうが、キョウコの技量がついていけていないようです。
上級者向けのパウダー板でしょうかね?
【TalkBack 160cm 124-88-108 R18】
K2のBackSideシリーズはBCでは定番モデルで、このTalkBackはWayBackのレディースモデルになります。
キョウコも春のBC用にと検討しているモデル。
センター88mmでトップだけチョットロッカー。
今日の試乗板の中では一番細いですが、同じコースを滑った印象では
「良い意味で、すごく普通な板

当然パウダーでの浮力は、他のファットには劣りますが、乗っていて不安感なく扱えるそうです。
昨年気に入ったWATEA84は板の反発が小気味良く、ついつい攻めたくなるそうですが、その反面疲れる要素もあります。
そういった意味では、安全第一のBCにはこういった板が向いているのかもしれません。

<Moment>
【SIERRA 162 117-92-108 R不明】
キョウコは乗る板が無くなったところで、勢いで薦められた板
とはいえ、昼飯抜きで滑り続け結構疲れも出てきていたので、印象は薄かったようです。
100mm以下のセンター幅は取り立てて浮力があるわけでもなく、板全体の「ふにゃん」とした柔らかさが、キョウコの波長とは合わなかったみたいです。

という事で、今日乗った全てです。
1日7本は今までで一番多かったかな?
来期は、ニューモデルも多く出るので、乗っていて楽しいです。
ただ一昨年のBaconや昨年のBUBBAの様に、コレ!という一台が無かったのが残念

あえて言うなら、ロシのS7シリーズかな?
今度は、Squad7の浮力とSoul7の操作性を兼ね備えたというSuper7に乗ってみたいと思います。
ふ~疲れた

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