MH社が誇る透湿素材のDRY.Q ELITEを使用したハードシェルジャケットです。
前からスキーウェアとしては、中綿の無い1枚シェルのジャケットを使っていて、以前はコロンビアのジャケットを使ってました。
基本的に、ゲレンデで滑っている分にはそれで問題なかったのですが、昨シーズンからBCに近いことを始めハイクアップやトラバースが多くなってくると、もともと大汗かきの私の場合、ジャケットの下はムレムレでミドルやアンダーウェアは汗でベチャベチャになってました。
これだと体も冷えて良くないと思い、ちょうどウェアも買い替え時だったので、透湿性が非常に良いというMH社のウェアを選びました
ジャケットに使用しているMH社独自の透湿素材DRY.Q/ELITEは
『着た瞬間から透湿性が発揮される!』
と言うほどの透湿性を誇っているそうで、私には魅力的♪

今までGORETEXはもちろん、各ブランドの透湿素材も使ってましたが、どれも大きな差を実感することはありませんでした。
まあGOREはチョットマシかなぁ~と思うものの、一旦ウェアの中が結露するとウェアのベンチを開けないと湿気は逃げませんね
という事で、おニューのジャケットはDRY.Q/ELITEを使用してるウェアにすることにしました。
モデルは3種類あり、ソフトシェルのみ、ハードシェルのみ、ソフト&ハード両方を使用しているモデルがあります。
お店で聞いた話では、透湿性だけを考えるとソフトシェルを使用しているモデルの方が優位と聞いたのですがパウダーを求めて山に入ると、どうしてもブッシュや木の枝との接触は避けられないので、ハードシェルのジャケットを選びました。
サイズはLサイズ
まあ欧米サイズなので176cmの私はMサイズでも着れるのですが、重ね着&ビーコンやカメラ等の装備等を考えると、チョット大き目のLサイズを選択しましたが、実際問題なかったですね。
そうそう、私は手も長いので問題ないのですが、袖丈はチョット長めです。
さてシーズン初めから実際に着用しているわけですが、実際の使用感を書いてみます。
<透湿性>
一番の気になる点でした。
結果から言うと、今までのジャケットの中では一番良いです。
『着た瞬間から・・・』と言うほどの劇的な透湿性は体感できるものではないですが、ゴンドラに乗った時は、背中側の窓が私の汗で曇ります。
当然ジャケットのジッパー等は全部閉じている状態ですよ
これは、今までのジャケットではなかった事ですね。
実際にウェアの中はと言うと、蒸れてますしミドルウェアも湿っぽくなります。(^^)
ただ体自体の汗も引いて落ち着いてくると、ジャケットを着たままで乾いていきます。
1月にニセコの山頂まで登った時や先日のチセヌプリでは、さすがに脇のベンチは開けましたが、その分蒸れ感はほとんど無かったですね。

ただザックを担いでいたので、ジャケットの背中には真夏のサラリーマンのワイシャツの様に、ザックのパッドの形に濡れ跡が残ってました。
裏を返せば、ちゃんと湿気を外に排出している証拠ですね。
<防水性>
まあ雪の季節しか着ていないので、テストはできてません。
ただ着始めた当初、キロロのリフトから落ちてきた油混じり水滴でウェアを汚してしまい、
家でチョット手洗いしたのですが、その時にウェアの外から流水をかけても中には一切入って来なかったので、十分な防水性はありそうです。
<収納>
普段からデジカメやスマホ、その他ワイヤーロック等いろいろ持つので、ポケットは重要です。
ウェアの外には胸に2か所、腹の両脇に2か所のポケット
左の手首あたりにチケット用?のポケットがあります
ウェアの中は、左にはジッパーなしの、やや大きめのポケット
本来はゴーグル入れかな? 私はフェイスマスクや大き目のバンダナを入れてます。
右はジッパーで閉じることのできるメッシュポケット
上に穴があいているので、おそらく音楽プレーヤーを入れておく為の物と思われます。
しかし、このジッパーがちょっと気になる
このメッシュポケットのジッパーが片手で閉じにくいです。

ここにスマホを入れることが多いのですが、ポケット自体に伸縮性があるのでジッパーを引き上げても、ポケット自体が上に引き上げられ閉じることができません
<その他>
カラー部分は今まで使っていたジャケットに比べて高く、上までジッパーを閉めると口元も隠れるぐらいまであります。
またマチを広げるためのジッパーもあるので、キツクも感じません
このおかげで、寒いリフト上でもフェイスマスクいらずで乗っていられます。
ただ吐いた息が直接当たるので、一番結露するところでもあります。
最近は、チョット緩めにバンダナをフェイスマスクの様に巻いて下にさげることで、襟元に直接息がかからないようにしています
袖にはサムホールのついた内袖があり、雪の侵入を防ぐ事ができますが、実はあまり使ってません
袖自体は大きく開いているので、スキーグラブの上から被せることが容易です。
パウダースカートは脱着可能になってます。
他のメーカーの中には、BC用のジャケットにはパウダースカートをつけていないメーカーもあります。
ザックにはウェストベルトがあるので、外から閉めればジャケット内のスカートは不要という考えらしいです。
私の場合、常にザックを担いでいるわけではないので、基本つけっぱなし。
ただ取り外し可能なのは、使い勝手を選択できるのでうれしいですね
とりあえずこんな感じですかね?
個人的には色もデザインも気に入って使ってます。
一番のウリの透湿性は本当に評判通りかは、これから使い続けていけばより体感できるかと思います。
あっ...このウェアの難点があるとしたら...高いんですよね

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